業界の常識

「ウチの業界は特別だから、あなたの言ってることは当てはまらない。
それは無理だよ」

仕事柄、よく言われる言葉です。でも、よくよく理由を聞いてみますと、

「時間的な余裕が無いから」
「やったことがないので不安だ」

といった業界とは全く関係ない理由に落ち着きます。

わたしが感じている “その業界特有の特別なこと” というのは次のようなものです。

① 保守的な銀行でさえも、ATM機の周りにロープを張って周遊型にし、早く並んだ順に機械を使えるようにしているのに、スーパーのレジは未だに縦並びです。

② ビジネスホテルに泊まると、早い時間から清掃が始まることがよくあります。使用したシーツや浴衣が廊下にあふれていることもあります。
チェックアウトの時間まで控えてほしいと思うのは、私だけでしょうか?

③ なぜ、タクシーに乗る前に財布の中身を確認しなければいけないのでしょう?一万円札で払う際に、運転手さんのイヤな顔を見たくないからです。

でも、これらのことは、その業界に属している側からみ見ると、特別なことでもなんでもなく、当たり前のことだったりします。

「逃げない象」の話を聞いたことはありますか?

幼いうちから杭につながれて育てられた象は、成長して力が強くなった後でも、逃げ出すことは無いそうです。小象の頃に刷り込まれた「逃げようとしても無駄」という固定観念に支配されているからです。

「同業他社もそうだから…」といった視点で、長い期間ビジネスをしていると、知らず知らずのうちにとんでもない非常識を常識だと思い込んでしまいます。

そのような状態に陥らないためには、どうしたらよいか?

異業種の仕事のやり方に目を向けるのです。

会社が成長した要因として、“業界の常識を打ち破る…”といったフレーズをよく耳にします。

このような話をよくよく分析してみますと、
異業種の成功事例をうまく自社の業界にアレンジすることで、同業他社には見当たらない新しい経営手法や商品・サービスを生み出すことに成功していることが実に多いのです。

異業種から学べることは、想像以上にたくさんありますよ。


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