A2.
製品やサービスは、お客様の注文を受けてから手元に渡るまでに、様々な過程を経ます。
御社でも、
どういった製品やサービスをお客様に提供するのかを計画したり、
そのために必要な材料や道具を調達したり、
製品やサービスが、注文や仕様通りに作られているかをチェックしたり、
しますよね。
このような当たり前と言えば、当たり前のことを、各国の代表がわざわざ集まってルールとして作り上げたのが、ISO9001です。
ISOは、イギリスが発祥の地です。大昔、イギリスは、たくさんの植民地を抱えていました。
言葉や文化や習慣の異なる植民地の人々に、こちらの言うことを聞かすには、母国では当たり前の
ことでも、こと細かにルール化し、わざわざ書面にして、それを守らせる必要があったのです。
ISOにも、この手法が色濃く反映されています。
自社では、当たり前のこととして、あうんの呼吸でやっていることを、(必ずしも公開する必要はありませんが)第三者が見ても、わかるような状態にしておくことが、求められます。
実は、ISO9001には、この当たり前のことについてのルールが100個以上あります。
それらのルール一つ一つを、御社の仕事に組み込んで、その通りに仕事を進めていくことが、ISO9001でしなければいけないことです。
ただ、せめてもの救いは、
ISO9001には、「やらなければいけない」ことしか書かれていません。
それを「どのようにやる」かは、御社の状況に即して、決めてよいことになっています。
当たり前のどの部分を、どこまでイチイチ細かく決めるのかによって、書面にしたときのボリュームが断然違ってきます。
百科事典のような分厚いマニュアルを抱えて、大変な思いをされている会社がある一方で、
丸めて棒にすれば人の頭を叩けるくらいの薄いマニュアルを使って、涼しい顔をしている会社が存在するのは、このためです。
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