ISOコンサルタントの裏話(2)へ戻る
最初のお客様は、土木建設業の会社さんでした。
大手ゼネコンの文書サンプルから、社員10名のコンサル会社のマ
ニュアルを作るという離れ業を成し遂げた私でしたが、
次から次へと、社員さんの口から飛び出してくる業界専門用語に
は、正直泣かされました。一応、わかったフリをしながらも(しっかりバレて
いましたが)、社に戻ってからは、建設・土木用語辞典に首ったけです。
その頃は、規格が2000年版に切り替わって間もない頃で、解釈が
まだ定まっていませんでした。
ましてや、建設業のお仕事の形態は一種独特です。
下請・JVなどの重層的な契約関係、それに伴う作業分担…
日々の品質管理や出来形管理…
一体どこまで、システムに組み込むべきなのか?
眠れない日が続きました。
そんなときこそ、初心の誓いに立ち返って、
●お客様企業の仕事の流れ、仕事のやり方を最優先する。
●ISO用語は極力使用しない。(審査の時にしか、使わないようにする)
●規格要求以外の手順は、バッサリ省く。
に徹底的にこだわりました。
この結果、
●ISO用語を知らなくても、
●普段の業務の中で完結できる、
●余計な書類がほとんど発生しない、
非常にシンプル・スリムなISOの仕組が完成しました。
また、“簡単にISOが取得できる”という口コミが広がり、たくさんの
お客様を紹介して頂きました。
中には、「何もしなくても、ISOが取れる」と勘違いなさる方もいらっ
しゃいましたが…
お付き合い頂いたお客様からは、
「やってみると、案外簡単だね」
「こんな仕組みも、ISOに入れていいかな?」
といったお言葉も聞かれるようになり、初心の誓いに誤りはなかっ
たと確信するようになりました。
是非、あなたも自分の会社の身の丈、体型にピッタリ合うISOを作って
ください。
ISOは、顧客や審査会社ではなく、あなたの会社のために存在し
ているのですから。
(終)
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