ISO9001 ISO14001 プライバシーマーク 相談室



ISOコンサルタントの裏話(1)
今から5年程前、当時勤めていたコンサル会社で、ISO9001の認
証準備をしていたときのことです。


ようやく北海道でも、建設業を中心にISO9001の認証ブームに火 がつき始めた頃でした。


「どうせお客にコンサルティングを行うのなら、自社で取得した方が 説得力があるだろう」
社長の一言で、始まった取得活動でしたが、


コンサルタントとは言っても、ISOについてはズブの素人集団。
文書サンプルなんてものは、それほど出回っていない頃です。
ましてや、コンサル会社の文書事例なんて、今でもほとんどお目 にかかれるものではありません。


仕方がないので、ライバルのISOコンサル会社から、それも建設業 の文書サンプルを拝借して、システム作りが始まりました。


コンサル会社は、もともと自己主張の強い連中の集まりです。


「品質計画って何だ?」
「指導計画書のことじゃないか?」
「いや、違う。お客さんのところに持ってく提案書だ」
「コンサルタントの質も、品質の計画に関係しないか?」
「それは、教育・訓練のところで、考えればいいだろう!」


規格の解釈ですら、侃々諤々の騒ぎです。無常にも時間だけが流 れて行きます。


これが文書の作成段階になると、もう大変…


社員が10名もいない小さな会社で、我々は従業員数千人規模の 大手ゼネコンの品質文書を参考にしていたのですから…


「ウチみたいな会社で、この指示・連絡書っているのかな?」
「とりあえず入れとけ!不適合になったら大変だ(脂汗)」


“人様に教える立場の者が、不適合を指摘されるようなことは、断 じて避けなければならない”


トップから、そう厳命されていた我々推進メンバーは、こともあろう に不適合の撲滅作戦を遂行していたのでした。


今となっては笑い話ですが、当時の我々は、刻々と時間が過ぎ行 く中、不適合の芽を摘むと称しながら、山のような文書を作り上げ ていったのです。


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