ISO9001 ISO14001 プライバシーマーク 相談室



Q11.ISOって、ウソの書類を作ったりするんですか?

A11. 記録をさかのぼって作成するという話は、ちらほら聞こえてきます。

俗に、“USO800(嘘八百)”と揶揄(やゆ)されるISOですから、こういった質問が出てきても仕方のないことかもしれません…(泣)

ISOでは、作らなければいけない書類は、規格にきちんと定められています。そして会社側が独自に必要と判断した書類も追加できます。

しかし、これらの書類は、どういったものを揃えておかなければいけないかを、あらかじめ決めておきますので、

それ以外の書類を新たに作ったり、それを審査の際に見せたりする必要は全くありません。

おそらく、頂いたご質問の“ウソの書類”というのは、以下のことを指しているのではないかと思います。

「作っておかなければいけないISOの記録があったのだが、本業が忙しかったので作る暇がなかった。これから作ろう…」

もっとひどい場合ですと、

「作るのが面倒なので、この仕事はISO上なかったことにしておこう…」

というケースです。

私もお客様から、

「あそこの会社、来週ISOの審査があるから、記録作りに追われて、てんやわんやだって話だよ」

という話を耳にすることがあります。

ISOの世界では、業務の要所、要所で作業の実施記録を残しておくことが求められます。それを作っていなかったということです。

ISOは、問題が起きたこと自体を責めることは、決してしません。
起きた問題に対して、きちんとした改善策を講じていれば、O.K.なのです。

この場合も、
「かくかくしかじかの理由で、記録を作っていなかった。いついつまでに完成させる。」ということを明らかにして、実際にそのようにすれば、審査は何なく通過します。

何も審査前に、慌てて徹夜して、記録を整えることはないのです。
記録作りが審査の後になっても構わないからです。

こういった珍事が起きるのも、やはり完璧さを求めるがあまり、社員さんのレベルを超える仕組みを作ってしまったのが、大きな原因でしょう。

現実とかけ離れた仕組みを作ってしまったがために、現実の仕事とISOの仕事を別々にやるような事態になってしまったのです。
(いわゆるダブルスタンダード)

これでは、社員さんは、たまったものではありません。
2倍働いているようなものですから。

自社の身の丈に見合った仕組み作りが、一番大切なのです。


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